豊胸シリコンバッグの種類
2022.02.23
豊胸手術に使われる豊胸インプラント(シリコンバッグ)は、非常に多くの種類があります。
それぞれ形や特徴があるため、理想のバストに近づけるためには、どのシリコンバッグを挿入するかも大切です。
ここでは、現在主に使われているシリコンバッグを、大手クリニックの事務長経験者が、プロの視点からご紹介します。
目次
豊胸シリコンバッグの種類
豊胸シリコンバッグの種類は、大まかに、「表面加工」と「形状」でわけられます。
それぞれ詳しく解説します。
表面加工
シリコンバッグの表面加工は、
- テクスチャードタイプ
- スムースタイプ
の2種類があります。
テクスチャードタイプ
テクスチャードタイプは、被膜拘縮(カプセル拘縮)が起こりにくいことが特徴です。
さらに、手術後のマッサージも必要ありません。
ただし、スムースタイプのような自然な柔らかさには、ならないことがあります。
スムースタイプ
スムースタイプは、術後のマッサージによって、より柔らかな触り心地に仕上がります。
ただし、体質によっては被膜拘縮のリスクが高まることがあるため、注意が必要です。
形状
シリコンバッグの形状は、
- ラウンド(丸型)
- アナトミカル(しずく型)
- ハイブリッド
の3種類にわけられます。
ラウンド(丸型)
ラウンドは、文字どおり、丸いお椀状のバッグです。
痩せていてバストが小さい方でも、しっかりとしたボリュームをだすことができます。
また、アナトミカルよりも柔らかい手触りになることから、日本ではとくに人気があります。
ただし、上側の輪郭が強調され、やや不自然になってしまうこともある点がデメリットです。
アナトミカル(しずく型)
アナトミカルは、しずく型のバッグです。
バストが比較的大きく、さらに大きくしたい方に向いています。
ただし、立っているときは自然ですが、横になると不自然になりやすい点と、ラウンドよりも固い仕上がりになりやすいのがデメリットです。
また、大きいアナトミカルを脇から挿入するのは困難です。
脇から挿入する場合、大きめの傷が残ることを覚悟する必要があります。
ハイブリッド
ハイブリッドは、立つとアナトミカルで、横になるとラウンドになるバッグです。
立っているときも横になっているときも、自然な形状を保てる、まさにハイブリッドなバッグとして、近年人気になっています。
デメリットとしては、実績が浅く、リスクや寿命などがはっきりしていない点が挙げられます。
人気のシリコンバッグ一覧
シリコンバッグには多くの種類がありますが、どれがいいか、お悩みの方も多いかもしれません。
そんな方のために、最近人気のシリコンバッグをご紹介します。
モディバ
モディバ(Motiva)は、60ヵ国超の規制当局から承認を取得している安全性の高いバッグです。
バッグの中でも柔らかく、触り心地がいいことで人気です。
さらに、よれにくく、シワにもなりにくいため、寿命も長いというメリットがあります。
衝撃に強いため、中身が漏れてしまう心配もありません。
また、表面はテクスチャ―加工のため、被膜拘縮などのリスクも軽減されます。
なお、近年は、より自然な動きになる「エルゴノミクス(エルゴノミックス)」が人気です。
エルゴノミクスは、人間工学の原則を応用し、立っている状態でも、横になっている状態でも、自然な動きになることを実現しています。
ベラジェル
ベラジェルは、韓国のメーカーハンスバイオメドが製造しているシリコンバッグです。
一般的なシリコンバッグよりも柔らかく、見た目・触った感覚ともに自然なことで人気がありました。
ですが、2020年11月に、人体への使用が禁止されているシリコンが使われていることが判明し、報道されました。
日本でも現在も取り扱っているクリニックもありますが、当サイトとしては、安全性がたしかでない以上、おすすめしておりません。
B-Lite(ビーライト豊胸)
B-Lite(ビーライト豊胸)は、軽量化されているシリコンバッグです。
約30%軽量化されているため、大きいサイズのシリコンバッグを挿入したい方にとくに適しています。
また、一般的なシリコンバッグよりも変形や垂れ、うねりなどが引き起こされることが少ないとされています。
万が一体内で破損しても、漏出する可能性が低いといわれています。
近年は、とくにヨーロッパで人気の比較的新しいバッグです。
ただし、日本で取り扱っているクリニックはほとんどないため、寿命や安全性に関するデータが少ない点は、デメリットといえます。
まとめ
豊胸手術に使われるシリコンバッグは、非常に多くの種類が存在します。豊胸手術のなかでも、ご自分の好きな大きさや形にできるのがシリコンバッグ豊胸のメリットですので、バッグ選びは、慎重に行いましょう。
シリコンバッグ豊胸手術では、シリコンバッグの種類も大切ですが、それ以上に大切なのが、医師選びです。
なかには経験が少なく、技術力の低い医師などもいるため、そのような医師に施術してもらうと、痛みが強いことや、思うような形にならないことが起こりえます。
理想どおりのバストに仕上げるなら、シリコンバッグ豊胸手術の実績が豊富で高い技術力があり、親身に相談にのってくれる豊胸手術の名医を選ぶことが大切です。
シリコンバッグ豊胸手術の医師は、こちらをご覧ください。
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